協同組合としての全農

協同組合とは

地域とくらしを支える協同組合

協同組合は組合員の生活の向上をめざし、各人の自助と協同で「長期的」「多面的」「利他的」に事業を運営する組織です。
その組織は、第一次産業から第三次産業と広範にわたり、私たちのくらしに深く関わっています。
2015年に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)で、協同組合はその実行にあたり役割を担う民間セクターの1つに明記されています。

  • 数値は日本国内の協同組合の組織数[IYC記念全国協議会(2018)]
  • 事業協同組合とは、中小規模の事業者で組織され、4人以上の事業者(法人・個人事業者)の参加が設立要件であり、 中小企業の経営合理化および取引条件の改善をはかることを目的とする。

協同組合と株式会社の違い

協同組合 株式会社
組織の構成 自分たちの生活を向上させる目的をもった組合員 会社の株を買った株主
目的 長期的な組合員の暮らしの向上(非営利) 短期的な利潤の追求(営利)
運営 組織者・利用者・運営者が同一 株主総会で方針決定
議決権 1人1票 1株1票
買収 絶対にできない できる
行動原理 助け合いの精神で長期的多面的な利益を優先 競争主義による短期的な自己の利益を最優先

国際社会でも発揮される大きな力

世界の協同組合の連合組織であるICAに加盟している組織は105か国301組織であり、協同組合の組合員は全世界で10億人にのぼります。
金融・保険(利息・保険料収入)を含む取扱高が1億ドルを超える協同組合は世界で1,658に上り、その取扱高の合計は285兆円を超えます。

【出典】The World Co-operative Monitor 2015(ICA)、Cooperatives and Employment: a Global Report(CICOPA)

  • 取扱高1億ドル以上の組織の取扱高合計。合計値は総取扱高とは一致しない。

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